【Twitter広告の始め方】アカウント開設方法から設定方法まで｜初心者向け

Twitter広告の種類

Twitter広告には、３種類の広告種別があります。ここでは、簡単に３種類の広告種別について解説します。

◇プロモツイート

プロモツイートとは、Twitterのタイムライン上に表示する広告です。通常のツイートと区別し、広告であることを明確にするために「プロモーション」というラベルが付きます。TwitterユーザーはTwitter広告に対しても「いいね」や「リツイート」、「返信」などのアクションを起こすことができます。

◇プロモアカウント

プロモアカウントとは、Twitterユーザーが現在フォローしていないTwitterアカウントの中で興味を持ちそうなアカウントをおすすめする広告です。プロモアカウントはフォロワーを増やしたいときに使います。

タイムライン上の「おすすめユーザー」のセクションや検索結果など、Twitterの様々な場所に広告を表示することができます。

◇プロモトレンド・ファーストビュー

プロモトレンドとは、タイムライン上や「話題を検索」タブの「おすすめトレンド」セクションに表示する広告です。指定したキーワードでハッシュタグを表示し、それをクリックすると、その話題に関するTwitter検索結果の一番上に広告が表示されます。

ファーストビューとは、プロモトレンドとセットで販売される動画広告枠のことです。これは１日１社限定で、動画広告は２４時間表示され続けます。プロモトレンドとセットではなく、ファーストビューのみで販売される「ファーストビューオンリー」という広告枠もあります。こちらも１日１社２４時間限定です。

３種類の広告種別のうち、当記事では「プロモツイート」について解説しています。

「Twitter広告の始め方」の全体の流れ

ステップ１．Twitter広告のアカウント開設＆広告の設定

ステップ２．Twitter広告の設定

広告キャンペーンの目的

Twitter広告においては、広告キャンペーンの目的を「ブランド認知度向上」、「検討」、「コンバージョン」の３種類、８項目の中から１つ設定します。設定した広告キャンペーンの目的によって最適化の基準や課金方式が異なります。

◇リーチ

広告のリーチを最大限に増やします。ターゲットを絞らずに、幅広い層へ広告配信を行います。多くのユーザーに広告を見てもらい、ブランド認知度を向上させたい場合にはこれを選択してください。課金方式は、CPM課金（広告が1,000回表示されるごとに課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部

◇動画の再生数

動画の再生数を増やします。動画広告はユーザーに強い印象を持続的に残すことが可能であるため、ブランドの想起率向上を図りたい場合にはこれを選択してください。課金方式は、CPV課金（広告内の動画が視聴されると課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部

◇プレロール再生数

広告とプレミアムコンテンツを一緒に配信します。プレロールとは、Twitterと提携関係にあるコンテンツ配信パートナー（200以上）の動画本編開始前に再生される動画広告のことです。ブランド認知度を向上させたい場合やターゲットユーザーに向けて動画広告を配信したい場合にはこれを選択してください。

課金方式は、CPV課金（広告内の動画が視聴されると課金）です。

◇アプリのインストール数

広告からApp StoreやGoogle Playに誘導することができるため、アプリのインストール数をを増やしたい場合にはこれを選択してください。課金方式は、CPAC課金（広告をクリックし、App StoreやGoogle Playへ遷移した場合、またはインストール済みのアプリを起動した場合に課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部、Twitterオーディエンスプラットフォームのパートナーアプリケーション

◇ウェブサイトのクリック数

あなたのWebサイトへの訪問数を増やしたい場合には、これを選択してください。課金方式は、CPLC課金（あなたのWebサイトへのリンクがクリックされると課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部、Twitterオーディエンスプラットフォームのパートナーアプリケーション

◇エンゲージメント数

ツイートのエンゲージメント（リツイートやいいねなどの反応）を増やしたい場合には、これを選択してください。課金方式は、CPE課金（エンゲージメントに対して課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部、Twitterオーディエンスプラットフォームのパートナーアプリケーション

◇フォロワー数

フォロワー数を増やしたい場合には、これを選択してください。タイムライン上やおすすめユーザー、検索結果などの様々な場所において、あなたのTwitterアカウントのフォローを促す広告を表示することができます。課金方式は、CPF課金（あなたのTwitterアカウントへのフォローに対して課金）です。

◇アプリのエンゲージメント数

既にアプリをインストール済みのユーザーに対して、アプリ内でのアクションを促したい場合にはこれを選択してください。課金方式は、CPAC課金（アプリ起動に対して課金）です。

広告の表示場所は下記の通りです。

ホームタイムライン、プロフィールとツイートの詳細ページ、twitter.comの関連する検索結果ページの上部、Twitterオーディエンスプラットフォームのパートナーアプリケーション

Twtter広告のターゲティング手法

Twitter広告の主要なターゲティング手法には、下記のようなものがあります。

◇地域、性別、言語

地域、性別、言語でターゲティングができます。

◇フォロワー

特定のアカウントをフォローしているユーザーおよび、そのユーザーに類似したユーザーにターゲティングができます。

◇キーワード

ユーザーが最近のツイートで使用したキーワードや、検索で利用したキーワードでターゲティングができます。

◇興味関心

興味関心のトピックを選択してターゲティングができます。選択できるトピックは３００以上あります。

◇映画とテレビ番組

特定の映画やテレビ番組について何らかの反応があるユーザーにターゲティングができます。

◇イベント

特定のイベントに対して何らかの反応があるユーザーにターゲティングができます。

◇会話トピック

ユーザーが関心を持っている会話トピックを選択してターゲティングができます。

◇テイラードオーディエンス

Webサイトの訪問者リストや顧客リストを使用してターゲティングができます。

広告として使用するツイートを新規作成する場合

広告として使用するツイートは、キャンペーンでターゲットとして設定したユーザーへのみ配信されます。つまり、ターゲットとして設定していない限りはフォロワーに広告が表示されることはありません。くわえて、検索結果画面にも広告が表示されることはありません。

広告をフォロワーに配信したくない場合や、複数の広告を同時に配信して効果を比較したい場合には、広告として使用するツイートを新規作成するようにしてください。

広告メニュー関連の用語

◇プロモトレンド
トレンドトピックのリストの一番上に、広告設定で指定したキーワードとハッシュタグを１日１社限定で表示させる広告メニューです。広告をクリックすると、検索結果と一緒に広告として設定したツイートが表示されます。１エンゲージメントを獲得するごとに課金されます。

◇プロモアカウント

ユーザーが現在フォローしていないTwitterアカウントの中で、興味を持ちそうなアカウントをおすすめする広告メニューです。１フォローを獲得するごとに課金されます。

◇プロモツイート

指定したキーワードやユーザーの興味関心などでターゲティングを行い、広告ツイートをターゲットユーザーのタイムラインや検索結果に表示させる広告メニューです。１エンゲージメントを獲得するごとに課金されます。

◇プロモビデオ

プロモツイートで使用する動画のことです。

◇プロモモーメント

モーメントとは、「いま」話題のツイートをまとめたものです。広告として設定したモーメントは、プロモモーメントと呼ばれます。

広告の目的に関連する用語

◇キャンペーンの目的

キャンペーンレベルで設定する、広告を配信する目的のことです。目的ごとに課金方式が異なります。

◇ツイートのエンゲージメント

キャンペーンの目的の１つで、より多くのエンゲージメント（クリック、リツイート、いいね、フォロー、返信などの反応回数）を獲得します。

◇動画の再生数

キャンペーンの目的の１つで、動画の再生数を増やします。

◇ウェブサイト訪問数

キャンペーンの目的の１つで、あなたのWebサイトへの訪問数を増やします。

◇ウェブサイトコンバージョン

キャンペーンの目的の１つで、あなたのWebサイト上でのコンバージョン数を増やします。

◇アプリのインストール数または起動回数

キャンペーンの目的の１つで、アプリのインストール数または利用率を増やします。

◇ブランド認知度の向上

キャンペーンの目的の１つで、より多くのユーザーにメッセージを届けることによりブランド認知度を向上させます。

◇フォロワー

キャンペーンの目的の１つで、より多くのフォロワーを獲得します。

ターゲティングに関連する用語

◇フォロワーターゲティング

指定したユーザーのフォロワーに類似するユーザーに広告を配信します。

◇テイラードオーディエンスターゲティング

メールアドレス、Twitterユーザー名、モバイル広告IDを使用して、Twitterの特定のユーザーに広告を配信します。

◇キーワードターゲティング

Twitter上で最近行われたツイートや、検索で使用されたキーワードに基づいてユーザーをターゲティングします。

◇テーラードオーディエンス

ユーザーのウェブ訪問履歴、メールアドレス、モバイル広告ID、携帯電話番号、Twitter IDリストを用いたターゲティングです。除外にも利用することができます。

◇イベントターゲティング

特定のイベントに反応しているユーザーをターゲティングします。

◇テレビターゲティング・映画ターゲティング

特定のテレビ番組や映画に反応しているユーザーをターゲティングします。

Twitter広告の機能に関連する用語

◇Twitterオーディエンスプラットフォーム

Twitter以外のWebサイトやアプリユーザーにリーチすることを可能にするネットワークのことです。

◇コンバージョンイベント

計測を行うユーザーの行動のことです。サイト訪問、購入、ダウンロード、新規登録、その他の中から選択します。

◇オーガニックツイート

広告ではない通常のツイートのことです。

◇Twitterカード

ツイート内でリッチコンテンツ（写真や動画など）を表示させることができる機能のことです。

◇リードジェネレーションカード

ツイート内でユーザーの名前やメールアドレス、＠ユーザー名を収集できる機能のことです。

分析指標に関連する用語

◇リード

Twitter上でリードジェネレーションカードを通して獲得したユーザー情報の数のことです。

◇CPE（コスト・パー・エンゲージメント）

１エンゲージメント獲得あたりの費用のことです。

◇CPLC（コスト・パー・リンククリック）

１リンククリックあたりの費用のことです。

◇CPL（コスト・パー・リード）

１リード獲得あたりの費用のことです。

◇CPF（コスト・パー・フォロー）

１フォロワー獲得あたりの費用のことです。

◇CPAC（コスト・パー・アプリ・クリック）

１アプリクリックあたりの費用のことです。

ツールに関連する用語

◇ユニバーサルウェブサイトタグ

コンバージョンのトラッキング、ウェブサイトの訪問履歴によるテイラードオーディエンス用のオーディエンス構築、広告配信の最適化に活用することができるツールです。

◇オーディエンスマネージャー

カスタムオーディエンスリストのアップロードや、作成したカスタムオーディエンスの管理に使うツールです。

◇オーディエンスインサイト

フォロワーの増加数、フォロワーの興味関心、フォロワーの言語、性別、地域などの情報を見ることができるツールです。