起業とは「事業を起こす」ことですが、サラリーマンを辞めて会社を興す、学生が自分で仕事を始める、フリーランスになって個人事業主になるなど様々な形態があります。
起業するメリットは、自由が手に入る、自分のペースで仕事が出来る、お金が稼げる等があると思います。
しかし当然デメリットも存在します。
これから起業をして失敗しないための「起業の7つのメリット・デメリット」を解説していきます。
目次
起業のメリット
- 自由に自分の仕事ができるようになる
- 成果が出れば収入が増えいくらでも稼ぐ事ができる
- 自由な時間が手に入る
- 定年がないのでいつまでも働けるようになる
- 経営に専念できるようになる
- 社会的ステータスが上がる
- 仕事のやりがいが大きい
起業のデメリット
- 安定した収入の保証がない
- 起業にはお金がかかる
- 成功も失敗も自己責任となる
- 失敗したら借金を背負うリスクも
- 社会的信用がなくなる
- ケガや病気になった時に支障がでる
- 責任が大きく、常に不安定
＜起業のメリット＞
目次
■自由に自分の仕事ができるようになる
起業をすれば、全てを自分の判断で行うことができます。
誰かに指示されることなく、自分のやりたい事をやりたいようにできる、自分がやりたい事業に専念できます。
仕事をする場所も仕事をする相手も自分で選べるようになります。
■成果が出れば収入が増えいくらでも稼ぐ事ができる
起業をすれば、成果が出た場合、自分の報酬も増えます。
サラリーマンの時には考えられなかった額の報酬を得られる可能性があります。
報酬に制限はないので高い目標が持てるようになります。
売り上げを伸ばすのも自分次第、損してしまうのも自分次第です。
■自由な時間が手に入る
起業をすれば、時間に縛られない働き方ができます。
満員電車での通勤や同僚との付き合いに時間をとられることがなくなります。
雇われていないので当然 嫌な上司もいません。
誰にも束縛されない自由を手に入れることが可能になります。
■定年がないのでいつまでも働けるようになる
起業をすれば、もちろん定年はありませんし、自分の裁量で状況や環境に合わせた働き方ができます。生涯現役でいることも健康であれば可能です。
自分で辞めると決める時まで現役でいられます。
早期リタイアも可能になります。
■経営に専念できるようになる
起業をすれば、自分の考えや判断で仕事をすることができます。
ビジネスモデルが確立できればシステムを構築し、従業員に現場は任せることも可能になります。実務は人に任せて自分は経営などに専念し仕事をコントロールすることができるようになります。
■社会的ステータスが上がる
起業をすれば、経営者として周りから認知されるようになります。
自分で生きていく力が付けばおのずと信用などが上がる場合もあります。
社長や経営者としての自覚が芽生えてくることもあります。
地位や名誉などが手に入る可能性があります。
■仕事のやりがいが大きい
起業をすれば、働くのは自分のため、自分の会社のためになります。
サラリーマン時代のようにいくら成績を上げても直接自分には返ってこないのではなくすべて自分の成功に結びつきます。
その成功がモチベーションのアップにつながっていくのです。
＜起業のデメリット＞
■安定した収入の保証がない
起業をすると、まったく稼げないという事態も起こります。
事業が軌道に乗るまでは収入は不安定になります。
毎月赤字が続き資金がどんどん減っていくこともあります。
数か月、あるいは数年収入がなくても耐えられるだけの資金と覚悟が必要です。
■起業にはお金がかかる
起業をすると、サラリーマン時代には考えなかった諸々の経費がかかってきます。
最初に準備した金額ではたりなくなることも考えられます。
頑張って創業資金を貯める、公共の補助金・助成金を活用する、そもそも初期費用が少なくて済む事業を選ぶなど身の丈にあった事業を選択しなければなりません。
■成功も失敗も自己責任となる
起業をすると、仕事の責任はすべて自分が背負うことになります。
どんな事態になろうともすべては自己責任ということです。
昨今の新型コロナなどの不測の事態が起こる可能性もあります。
そんなことに対処できる体力と精神力が必要になります。
■失敗したら借金を背負うリスクも
起業をすると、創業後一度も黒字化出来ずに数ヶ月～数年で倒産してしまう会社が多くあります。負債を抱えてしまうことも起こります。
中小企業は10年で90%が倒産するという事実もあります。
結果、借金だけが残ったということにならないように細心の注意が必要です。
■社会的信用がなくなる
起業をすると、今まで勤めていた会社が持つ社会的信用が使えなくなる。
会社に勤めていたからこその社会的信用が使えなくなり、ローンが組めなくなったり、クレジットカードが作れないという事が起きる可能性もあります。
担保がなければ金融機関から事業資金を調達するのも難しい場合もあります。
■ケガや病気になった時に支障がでる
起業をすると、何かあった時に代わりになる人がいない場合、事業に支障が起きてしまいます。サラリーマンならカバーしてくれる人もいるし休業手当も出たのに自分で事業をしていると代わりもきかず、収入減に陥る可能性があります。
常に最悪の事態を想定しておくことが必要になります。
■責任が大きく、常に不安定
起業をすると、すべての責任を負うことになるため気苦労が多く、事業を安定させるには人一倍の努力が求められます。
常に判断、決断を求められるのでストレスを溜めてしまうことがあります。
それでもその仕事が好き、やりがいがあると思える事業を選ぶことをオススメします。
＜ま と め＞
「起業」は本当にハイリスクハイリターンなのか？
無謀なチャレンジは確かにハイリスクになります。
しかしデメリットばかりにとらわれてチャンスを逃すことは避けたいものです。
納得いく判断をするためには、メリットとデメリットをよく理解することが必要です。
起業を目指す方に必要なのは、まずは自分にとって何がメリットで何がデメリットなのかをハッキリ認識することです。
そして、粘り強く経営していくことが大事になります。
失敗した時の損失を少なくし、確実に黒字化することが大切になります。
収益さえ得る事が出来ればほぼ全ての問題を解決できますし、利益や資金が不足しているなら事業を続けるのは難しくなります。
ビジネスモデルが決まっているなら、本当に計算通りの売り上げと利益を得る事ができるのか、きちんと分析することが大事です。
まだビジネスモデルがはっきり決まっていないのなら、どんな分野が自分にあっているのか？どんな事業なら収益を上げやすいのか？徹底的にリサーチすることをオススメします。
最初はフリーランス、個人事業で良いと思います。
私も24歳で1人のフリーランスとして独立した後、2年ほどで人を集めて事務所を作りましたが、税理士からこんなに売上があったら会社にしてしまった方が良いとアドバイスされて、小さな会社を興しました。
いつでも人はステップアップ出来るので焦らず状況をみて確実にキャリアを積み上げていくことが大切だと思います。
お金だけではなく人として成長できるチャンスが「起業」にはあると思っています。